マリオカートR(幻想郷編)第肆章 幻想郷壊滅

肆ー壱 BGM:FFX 襲撃
(しばらくして…)
M「あっ!!」
フランの分身「うぅ…」
K「なんだあれは!!?」
丈斗「ディスクさんの仕掛けた磁界バリアです」
P☆M「丈斗!?あんたいつの間に!!」
丈斗「ついさっき紫様から警告が来まして、それで戻ってきましたよ」
Y「情報早いですね」
霊夢「とにかく、あの二人のフランを助けないと!」
魔理沙「あのままじゃどんどん霊力をディスクに取られちまうぜ!」
M「そうだな、急ごう!」
(10分後…)
フラン「大丈夫?」
フランの分身「うん…かなり霊力を取られちゃったけど…」
丈斗「まさか…僕のディスクさんがダーククッパさんの手下でしたとは…」
霊夢ダーククッパ?誰なのそれは?」
P☆M「マリオカートという競技を完全に消し去ろうとしている憎い奴さ」
P「手下を送り込んでは毎回毎回マリオカートのレーサーに死者や怪我人を」
 「続出される連中だ」
Y「しかもその連中はS,T,Sを生産して、俺たちでその性能を試してるのさ」
???(ディスク)「その通りだ」
一同「!?」
肆−壱終 肆−弐
???(ディスク)「その通りだ」
一同「!?」
ディスク「毎度毎度S,T,Sの生産及び実験に励んでるのですよ」
P☆M「ディスク!!貴様!!」
ディスク「君たちはいい実験材料になった、おかげでダーククッパ様の計画は今実行されそうです」
アルタ「計画だと!?」
ディスク「ダーククッパ様はこの平凡すぎる幻想郷を壊滅させる事を望んでおられるのです!」
霊夢「えっ!?」
レミリア「私たちの住むこの幻想郷を」
魔理沙「破壊する気なのか!!?」
ディスク「さあ、こう話してる間に壊滅の準備は整いました…」
    「では皆さん、地獄の世界に送って差し上げましょう!!」
丈斗「マズイですね…ディスクさんの奴、我々と自分と一緒に幻想郷を消し去る気ですよ」
チルノ「嘘だぁ!!そうしたらみんな死んじゃうよ!!!」
一同「皆わかっとるわ!!」
丈斗「でも大丈夫です…10分以内に紫様のスキマの中に全員避難させれば生きれます」
  「生き残れる方法はこれしかありません!」
紫様「已むを得ませんね…皆さん私のスキマに避難してください!」
M「ちょっと忘れ物を取ってくるぜ」
アルタ「俺は用事を思い出したぜ!!」
フラン「ちょっと!!こんな時になにやってるの!!」
M「俺はな…」
アルタ「俺はな…」
M&アルタ「あの人を助けるんだ!!『皆生きて帰るんだ!!』」
フラン「あっ…(私の救援の名言…)」
肆−弐終 肆−参 BGM:FFX 敵襲
M&アルタ「うおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
アルタ「わかさぎ姫!!」
わかさぎ「突然なに!!?」
アルタ「時間がねぇ、早く俺の即席人工水槽に入るんだ!!」
わかさぎ「なんで??」
アルタ「いいから早く入ってくれ!!俺たち死んじまう!!」
わかさぎ「それなら!!入るよ!!」
アルタ「よし!いいか、絶対中から出るなよ!」
わかさぎ「わかった!私アルタイルさんを信じる!!」
(場面変わって倒壊前紅魔館)
M「どこだ!!?あいつの部屋は!!」
 「のわっ!!?(倒壊した柱の下敷きに)」
M「ぐぬぬ…負けるかあぁぁぁ!!俺は約束したんだ!!」
 「永遠のライバルのあいつと…」
M「…あっ!!あったここだ!!」
 「…よし!!」
(そのころ…)
丈斗「あの二人遅いですね…早くしないと10分経ちますよ…」
M&アルタ「お〜い!!待たせたなあぁぁぁぁ!!!」
丈斗「来ました紫様!!」
紫様「お二人とも急いで!!時間が!!」
M&アルタ「うおぉぉぉぉぉ!!!」(ギリスキマin)
ディスク「さあ!!私と共に消え去れ!!!」(亜空間時限爆弾起動)
肆−参終 肆−肆 BGM:マリオ&ルイージRPG3!!! 占拠されたピーチ城

設置されていたダーククッパの手下が送り込んだ亜空間時限爆弾が起動し
幻想郷のあらゆるものを破壊しその場を飲み込んだ
あの美しい幻想郷とは一変し不毛の地と化したのだ
間一髪スキマに逃げ込んだマリオ達一向は、交わす言葉もなかった
特にショックの大きい少女達は、狂うように泣きじゃくっていた
何十何百年と住み込んできた故郷が、侵略者と反逆者によって
奪われたからである。
しかし、そんな中でもこの者だけは冷静だった
アルタ「…。」
M「随分と冷静にいられるな」
アルタ「何故か力を感じるんだ…俺に託されたかのような半端ない力をな…」
???(アンタレ)「ほう、やっとあんたにもその力を感じられるようになったか」
M&アルタ「誰だ!?」
アンタレ「待たせたな!」
アルタ「…なんだあんたか。俺の事はほっといてくれよ」
M「仲悪いのか?」
アルタ「昔から喧嘩相手でな、俺はあいつと一緒にいるだけでも虫唾が走るんだ」
アンタレ「突然だがアルタイル、俺と協力しろ」
アルタ「断る」
アンタレ「いいか、あんたにも俺と同じ力を感じれるのはここにいる皆の思いが」
    「同じだからじゃないのか?」
肆−肆終 肆−伍
アルタ「どういう意味で一緒なんだよ」
アンタレ「俺は知ってるぜ…あんたら、幻想郷を復活させてまた皆と」
    「マリオカートをやりたいのだろ?」
一同「!!?」
スコーピオン・アンタレスの呟いた一言はスキマの中にいる全員に響きわたった
呟かれた事が完全に一致していたからだ
アルタ「…なんでそのことを知ってるんだよ」
アンタレ「上の命令でな、今回の任務は幻想郷を復活させることなのだ」
M「えっ!?」
アンタレ「そして今回に限って、犬猿の仲にあるアルタイルあんたと手を組んで」
    「任務をこなさなければならないのだ」
アルタ「ふん、誰が何と言おうと俺はあんたと手を組まん!」
M「アルタイル、俺からも頼む!俺はフランと本当のケリをつけたいんだ!」
フラン「私からもお願い!マリオと本気の決闘がしたいの!!」
アルタ「断る」
紫様「私からもお願いです。このままスキマの中で過ごすのは私も皆も嫌なんです」
アルタ「…いや」
一同「お願いアルタイル!!私たちを助けて!!」
アルタ「……わかったよ、でもこの一回しか手は貸さねえからな!!」
アンタレ「それでいい…」
肆−伍終 肆−陸 BGM:FFX ブリッツに賭ける男達
アンタレ&アルタ「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
K「むっ!」
アルタ「皆の思いを繋ぐ!!」
アンタレ「皆の思いし幻想郷よ、今再び蘇よ!!」
        ギャラクシー プラネットクリエイター  
アンタレ&アルタ「銀河『惑星創生』!!!!!」
M「おおっ!!」
皆の思いが詰まった二人の体から放たれる神々しい光は
一直線に銀河に掛けていった
そして…
アンタレ&アルタ「はぁ…はぁ…はぁ…」
Y「…どうなったんですか」
アルタ「…成功だ。新しい幻想郷の誕生だ!」
一同「やったあぁぁぁぁ!!!!」
空間を貫きその先に現れた巨大な惑星は、蒼く美しい星だった
アルタイルは未だに自分で惑星を生み出したことに動揺を隠せなかった
同じくアンタレスも、あれだけ自分と手を組むのを嫌がっていた
アルタイルと、いつの間にかハグを交わしていた
肆−陸終 肆−漆 BGM:FFX ザナルカンド遺跡
真幻想郷・永桜林
M「永遠に咲き誇る桜の大樹か…」
アルタ「ああ…」
アンタレ「アルタイル、もしあんたが一人で真幻想郷を創るってことになっていたら」
    「あんたは間違いなく体力が持たず死んでいただろう…」
アルタ「だからあんたは俺と手を組んで俺を死なせたくなかった…ってことなのか」
アンタレ「そういうことだ。…んじゃ、マリオカート引き続き頑張れよ」
    「俺もこっちの世界には任務で来ることになるかもしれん」
アルタ「そうか、まあお互い頑張ろうぜ。スコーピオン…いや…兄者」
M「喧嘩をするほど仲は良い、とはこのことだな」
フラン「そうだね…」
P「お〜い、お二人さんよ〜い」
K「いつまで立ってるのだ?宴を始められんではないか」
M「あっわりぃ!」
フラン「ごめんね、待たせちゃって。じゃあ、始めよっか!」
   「新たな幻想郷『真幻想郷』の誕生を祝って、乾杯!!」
一同「乾杯〜!!」
こうして、俺たちは再び少女と共に楽しい壱日を過ごすのであった
その日、真幻想郷を創ったアルタイル・イーグルは創成神と呼ばれるようになり
もう彼の眼には迷いなどなかった。次からマリオカートに集中できるぜという
目つきをしていた

   〜マリオカートR(幻想郷編)完結〜